【JR四国の2大看板特急の1つ】四国山地を駆け抜ける特急「南風」乗車記
◆第2回クイズコーナー◆
問題:今回取り上げる「南風」14号の高知駅発車時刻は下記のうちのどれか?
Ⓐ12:23発
Ⓑ13:33発
Ⓒ12:13発
※この記事を読み進めれば、途中に答えとなるヒントが載っています
このクイズの答えはこの記事の最後で!
2019年8月23日
皆さんこんにちは~ユーフラテスです。今回は特急南風14号の乗車記を公開したいと思います。
高知駅にやってきました。改札の中に入っていきます。
乗車
前面のヘッドマークは”しまんと”になっていますが、これは、幕がしまんとのところで車両に向かってシャッターを切ってしまったことが原因です。お気になさらず。
高知駅を12:13に発車。次は”ごめん!”駅です。高知駅周辺の線路は高架、単線、非電化です。(そもそも、土讃線自体全線が単線なので。。。)
今回使っている乗車券と特急券はコチラです↓
上りの南風(2・8・10・12・14・16・20・26)号は自由席に乗車すると、土讃線の四国山地を振り子式高性能気動車で駆け抜ける、まるで、ジェットコースターのような前面展望を楽しむことができます。
後免駅(高知県南国市)はJR土讃線と奈半利方面の土佐くろしお ごめん・なはり線の分岐駅です。
また、高知県南国市には「高知空港(高知竜馬空港)」があり、高知(土佐)出身の歴史人物、坂本龍馬の名前を使っています。
高知~土佐山田間は高知平野を走行します。住宅や田畑、田園風景が車窓に広がります。
土佐山田までは平野を走りますが、土佐山田から琴平までは山越えの区間となります。この区間には「四国三郎」の名で知られる吉野川が流れています。日本大暴れ川の1つとして数えられ、利根川、筑後川と並び、四国三郎の異名を持ちます。また、土讃線の沿線に吉野川が流れる大歩危小歩危付近の車窓は土讃線で最も美しいと言われています。
土佐山田を出るとトンネルが連続する区間となり電波環境が悪くなります。前回の「ホリデー快速鎌倉号」の記事と同じくトンネルの壁面の蛍光灯の話にはなりますが、少々の間、お付き合いください。トンネルの壁面に蛍光灯が有るか無いかでトンネルの長さを大体把握することができます。蛍光灯が有れば比較的長いトンネルだと分かり、蛍光灯がなければ比較的だと分かります。
山越え区間になると2000系気動車は持ち前の高性能ディーゼルエンジンを遺憾なく発揮します。車内に甲高いエンジン音が響き渡ります。2000系気動車はJR四国と鉄道総研が開発した世界初の振り子式気動車です。また、世界で初めて制御付き自然振り子装置が搭載され、従来の振り子式車両よりも乗り心地が向上しました。2000系気動車が登場するまでは世界的に振り子式気動車の実現は困難とされていました。JR四国と鉄道総研は1車両にエンジンを2基搭載する方式をとり開発の実現に成功しました(普通の気動車は1車両につき1基)
。2000系気動車の登場により国鉄時代から使われていた旧来の、キハ181系キハ185系を置き換え四国を狭くしました。振り子式気動車は日本各地に広がり、JR北海道、JR西日本、智頭急行などで活躍しています。2000系気動車の登場が日本を狭くしたといわれています。2000系気動車の詳しい仕組みなどにつきましては、当記事で述べると長くなってしまうので、他の方が挙げられているウェブサイトを参照ください。
①
②
③
④
〈写真展終了のお知らせ〉
琴平を出ると山越えが終わり、再び平野を走るようになります。車窓には田園風景が広がります。
今回は善通寺で下車しますがこの列車は、琴平、善通寺、多度津、丸亀、宇多津、児島、終点、岡山の順に停車します。
善通寺駅に到着しました
おまけ
善通寺観光
趣がありますね!
乗車を通して
南風号は大歩危小歩危を移動しながら観光できる他、四国山地を振り子式気動車で駆け抜けるジェットコースターのようでとてもスリルがあり面白い列車です。四国に行った際には是非乗ってみてください
最後にクイズの答え合わせ
正解は③の12:13発でした〜
次の記事もお楽しみに〜